『三國志13 with パワーアップキット』レビュー。アホAIさえなんとかなれば…

『三國志13withパワーアップキット』のSwitch版のプレイ時間がなんだかんだ35時間を突破していました。Steam版を合わせると50時間超になります。Switch版でダラダラ遊ぶのが快適すぎて続けていましたが、さすがに飽きてきたのでそろそろ総評でも書こうかなと思います。

英傑伝

英傑伝は三国志演義に則ったストーリーが展開されるチュートリアルを兼ねたモードです。後述のシナリオモードとは違い、クリア目標が設定されていて、行動がガチガチに制限されています。ざっくりながら、三国志を知らない人でもこれをやれば概ね理解できるんじゃないの的な感じに仕上がっています。

ただ、だるい。面倒臭い。これやるくらいなら普通にシナリオやる。

シナリオモード

『三國志13(というか三國志シリーズ全般)』は、三国志演義で書かれるいつもの黄巾の乱からいつもの五丈原の戦い(諸葛亮が死ぬやつ)前後までの間の出来事をいくつかのシナリオに分けています。選択したシナリオの開始年に応じて、武将や都市の初期所属が決まります。要するに登場武将と領土を開始年に合わせて歴史イベントを発生させるためのものです。

歴史イベントは盤面が史実から離れ始めると起こらなくなりますが、逆に言えば史実通りに展開すれば黄巾の乱スタートでも結構話が進みます。だが孫堅と孫策、てめーらは死ぬ。

シナリオは史実通りのものだけでなく、「四方から異民族が殺到して未曾有の危機」「実は董卓が生きていた」「とりあえず同じ時代に実力者を集結させてみた」などのカオスな仮想シナリオも用意されています。

一人の武将としてゲームに参加できる

今作は武将プレイが行えます。武将プレイは君主からできることを削っただけというのが正しいところなのですが、君主には難しい士官先をコロコロ変えるプレイなんかができたりします。劉備が義兄弟を連れて黄巾党に入り漢軍相手に大暴れしたり、戦闘が不利だと見るや相手先に寝返って前の仕官先を滅ぼす指揮を取ったりと、色々なロールプレイが楽しめます。同じシナリオにしても、武官、将軍、官吏、軍師と選択した武将のステータスでやれることが変わってくるので、どの武将で始めても全く異なる展開になります。脳筋武将で軍師というのも、それはそれで面白そう。

勢力に所属するプレイでは所属する勢力の中華統一が目標になるので、クリアするだけであれば適当に勝ち馬に乗れば容易です。…楽しいかどうかは別として。仕えている君主を皇帝にしたければ全力で働いてください。

派閥を作って勢力を牛耳ろう

各勢力の君主は勢力、都市(都督がいれば軍団も)に対して一定期間ごとに評定を行えます。自身が主催者(君主か都督)の場合は参加者を自由に決められます。プレイヤーが仕官武将の場合は君主の評価に応じて参加を求められたり求められなかったりします。

評定では参加者の二人ほどが方針案を出し、どの方針を支持するかを残りの全員が表明します。ただし、NPC武将がどの策を支持するかは提案者との親近感に依存するようで、一通りの参加者と仲良くしておくと派閥めいて勢力を牛耳ることができます。勿論民主主義ではないので最終的な決定は主催者が行いますが。どうしても納得できない場合は舌戦(知力版一騎打ち)にて方針をゴリ押すことができます。

他の武将の献策を握りつぶしても内ゲバが始まったりはしないので、そこは気楽にできるのが救いです。敢えて評定の参加要請を全て断り社会の歯車プレイに徹するのも一興。

その一方で全く楽しくない在野プレイ

武将プレイで士官先を選ばない場合は在野で商人か侠客になることができます。これらを選択した場合は、勢力の中華統一ではなく個別のクリア目標が設定されます。

商人の場合はマネーパワーを活かした勢力への介入、侠客の場合は国を守る義勇軍か国を脅かす大盗賊団か、はたまた国の要人を襲撃する暗殺者か、といった風に、仕官武将とは一風変わった遊び方になります。が、それだけです。

これらの場合、情勢の変化はぶっちゃけどうだっていいので、やることは最初から最後まで特に変わりません。ただ淡々と金を稼いだり、クエストや要人を処理してクリアです。商人はともかく、暗殺者は登録武将数700とか言っているゲーム故に、勢力に所属する武将は(超零細軍を除き)概ね飽和しがちな傾向にありますし、10人20人暗殺したところで幾らでも代わりはいるし何も変わらないと思うのですが、どうなんでしょうか。実際、君主や太守を殺したところで殆ど追っ手が来ません。寝てるのかな。

一応頑張って暗殺者として最後まで遊び通してみました。暗殺者になったら誰かに雇われてゴルゴめいたことをするのかなと思いきや、誰にも雇われず、特に目標がテンプル騎士という訳でもなく、適当に都市を見て回って手頃な武将がいたら屋敷にカチコミをかけて一騎打ちをするような目的不明の計画的辻斬り仕様でした。屋敷の中なのに一騎打ちで、背景が荒野で馬に乗っていることについては最早黙っておいた方が良さそうです。

あと、先ほど暗殺者プレイをしていて気付いたことがあります。暗殺では、目標の邸宅にカチコミをかけた時に、衛兵と一騎打ちの連戦になる場合があります。この時、衛兵の行動パターンが連戦中全く同じです。恐らく全ての衛兵に対して同じ乱数で行動パターンを生成しています。テストプレイをしていれば気付かないはずがないとは思うのですが…。

武将が護衛に出てくる前提なのか、モブが出てくると大変残念なことになる汎用セリフの一例。

残念なAI

AIの挙動がひたすら残念で、人事異動は朝令暮改、明らかに使えない武将でも一通り登用するせいで軍資金は自転車操業、董卓に至っては自分で焦土にした洛陽をわざわざ占領しに戻るムーブを披露します。また、プレイヤーがどれだけ低ステータスでも重用し、敵の勢力はプレイヤー勢力を全力で潰しにかかってきます。

どうも自勢力のAIはアホになりがちなようで、余程戦力差がない限りはプレイヤーが戦争内政問わず奔走しないと徐々に衰退していきます。何回か通しで遊んでみて、最初に所属した勢力は全て敵勢力に滅ぼされました。それなりの勢力であれば適当に仕官して適当に仕事してりゃクリアできるくらいの雑さもちょっと欲しい。

まとめ

途中からクソ要素を列挙してしまいましたが、AIのアホさに目を瞑ればかなり長くダラダラと遊んでいられます。在野プレイはあくまで一つの遊び方として用意されているだけなので、そもそも遊ばなければいいだけの話ですし。今は周瑜でプレイしていて、イベントに夫を殺され未亡人となった大喬を寝取り曹操をブチギレさせようと画策しています。Yeah赤壁Foo。

Steam版とSwitch版の差異はほぼありません。ただ、移動中や寝ながらでも遊べる分、Switch版の方が気軽に遊べます。ともかく、三國志13を遊んだ私が言えることは、「SwitchにCivilizationが来たら100万人の人生が破滅する」ということです。

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