『幻影異聞録 ♯FE Encore』レビュー。序盤さえ切り抜ければ爽快

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『幻影異聞録 ♯FE Encore』を購入。面白さよりもストレスを感じる
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『幻影異聞録 ♯FE Encore(以下♯FE)』を買って数時間プレイして投げていたのですが、同社製『ペルソナ4 ザ・ゴールデン(P4G)』を遊んで面白かったので、今なら遊べるかなと思って♯FEを再び遊び始めています。難易度はノーマルから一番下のフレンドリーまで下げました。

♯FEはアトラスと『ファイアーエムブレム(FE)』シリーズのコラボ作品で、コーエーがパブリッシャだった『FE無双』とは異なり任天堂がパブリッシャを務めています。

で、「FEとのコラボなんだからFE要素強いんでしょ?SRPGなの?」と思いきや、中身は完全にアトラス式のRPGで、FE要素はぶっちゃけ必要あった?と思えるレベル。たぶんFE要素が無くてもゲームやストーリーは成立してると思います。

キラキラしたストーリー

アイドルの公開オーディション観覧中に謎の生命体(ミラージュ)の襲撃を受けた「蒼井樹」は一悶着の後にミラージュマスターとして覚醒。樹は芸能事務所を隠れ蓑にしたミラージュに関する事件の調査組織「フォルトナエンタテイメント」に籍を置き、ミラージュマスターと芸能人の二足のわらじを履くことになります。何故芸能事務所が隠れ蓑かというと、芸能人としての表現力の高さがそのままミラージュマスターとしての能力に直結するという設定のため、割と都合が良いとのこと。

芸能界の描写はほぼほぼ『アイドルマスター』や『アイカツ!』のような、負の面を見せないキラキラしたものです。樹は芸能界入りをきっかけにメキメキ才能を伸ばし…ということはなく、どちらかといえば『アイドルマスター』のプロデューサーのように後ろで仲間をマネジメントするようなポジションで、ヒロイン「織部つばさ」の成長を見守ることが当面の目標になります。

テキストの量はP4Gと比較してもだいぶ少ない印象です(P4Gが多すぎるというのもあるけど)。芸能人としての特訓も「地獄のヘル特訓デース!」の一言で片付けられてしまうし、日付や時間の概念が特にないので結構淡薄に感じます。

ワンチャン即死のセッションバトル

戦闘が起きるのはイドラスフィアと呼ばれるダンジョンのみで、イドラスフィア内は基本的にシンボルエンカウントです。ザコをちゃんと倒して進んでも適正レベルに届いていなかったり、適正レベルでもボスが異様にきつかったり、難易度設定は割と雑に感じます。

戦闘はもろにアトラス式RPG。各キャラクターは「火炎」「氷結」「電撃」「衝撃」「霊性」「肉体」に加え、物理属性が拡張された申し訳程度のFE要素「剣」「槍」「斧」「弓」の全10種類に対する相性を持ち、通常攻撃以外の手段で弱点属性の攻撃が成立すると「セッション」と呼ばれる追撃(追撃の追撃*nも可能)が発生します。どの攻撃からどの追撃が発生するのかは各キャラクタのスキルで決まり(氷結属性に火炎属性で追撃する「氷追の炎撃」など)、追撃ルートが複数ある場合は最も良い感じになるようなルートに自動設定してくれるようです。

セッションは敵味方ともに発動可能で、敵の攻撃で発動してしまうと次から次へと弱点属性への追撃が来てサックリ死にます。難易度フレンドリーでも「えっ、何か問題あります?」くらいの勢いでHPフルから即死するので、難易度設定役に立ってるのかなぁ…と疑ったりしたりしなかったりします。

セッションの問題点…というかダレる点が「序盤」。序盤は出撃パーティー内でしかセッションが発生しないため、セッションの上限は2回までしか続きません。これがとにかく地味。お話が中盤から後半に差し掛かるくらいでようやく待機状態のパーティーメンバーがセッションに加わるスキル「飛び入りセッション」を入手できるようになり、セッションの重要性が増していくとともに爽快になって行きます。『Encore』では追加されたミニダンジョン内の宝箱からNPC(舞子・チキ・バリィ)がセッションできるようになるやたら優秀なスキルが手に入るので、これがあると最大9回までセッションがつながるようになります。

先述の通り難易度は最低のフレンドリーのはずですが、適正レベルとして指定されたレベルでボス戦に挑んでも2回行動するボスに1回で最大HPの60%のダメージを受けて即死したり、ボスのHPが高すぎて全然削れなかったりしていて、難易度設定が役に立っているのか本当に疑問だったりします。

あと、基本的にノリが「日曜朝9時放送版『戦姫絶唱シンフォギア』」。歌いながら戦うところとかそんな感じ。

突然現れる「ワイルドエネミー」

イドラスフィアでは通常の雑魚敵シンボルに混じって「ワイルドエネミー」と呼ばれる敵シンボルがいます。ワイルドエネミーのシンボルはフィールド上で使える攻撃で怯まない特徴を持ち、発生した場所が悪いと回避不可能です。ワイルドエネミーとのエンカウントではダンジョンに関係なく常にパーティーのレベルよりも高いエネミーとの戦闘になります。

で、このゲームは先述の通りワンチャン即死があり得るんですよ。そしてオートセーブは無く、パーティーが全滅するとタイトル画面に戻されます。正直、こんな仕様考えたやつ出てこいよという感じ。逃走用のアイテムは必携です。

難易度をフレンドリー(難易度イージーの状態でゲームオーバーになると出現)の状態ではゲームオーバーになると戦闘開始直前の状態に巻き戻すことができるようになるので、ワイルドエネミーの対応はだいぶ楽になります。

おわりに

序盤はとにかく地味だし、難易度設定に妙なところが目立つ感じの本作ですが、我慢して序盤を切り抜けたらなんとか面白く感じるようになれました。この手のゲームで敵が硬く感じるのであれば、躊躇なく難易度を下げていくべきだと思います。…ということを、最近学びました。

現在はラストダンジョンに突入した辺りまで進めていて、万人受けはしないであろう一方で埋れさせるには惜しい名作のように感じています。序盤ほんと何とかなりません?

幻影異聞録 ♯FE Encore プレイ動画
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