『Gears 5』迫力の戦闘シーンはいつも以上。ただしオープンワールド要素さえなければ…

『Gears 5』のストーリーモード(一人でも遊べるモード)を遊び、クリアしました。クリアまではおおよそ11時間。Gears 5はXbox One/Windowsで配信されているTPSゲームで、Xbox Game Pass(Console/PC)対応です。元々は『Gears of War(GoW)』シリーズとして配信されていた作品の5作目で、今作では『of War』が外されることになりました。

Gears 5はCERO Z(18歳以上対象)のゲームです。

GoWと言えばカバーアクション(壁に隠れながら撃ち合うアレ)をシューターに齎したタイトルの一つであり、『5』でもカバーアクションが最重要アクションであることは言うまでもありません。それともう一つ、GoWはシューターの中でも特にストーリーモード(キャンペーンモード)に力が入っているタイトルであり、シングルゲーしかやらねえぞ、といった人でも十分に楽しめます。Xbox Game Pass(Console)に加入しているのであれば『1』〜『5』の全てを追加料金なしで楽しめるので、是非とも『1』から遊んでみてください。Xbox 360時代に発売されたタイトルは全て後方互換対応済みです。

『1』〜『3』ではマーカスが主役だったのに対して、『4』では息子のジェームスが主役を務める代替わりを果たしました。しかし、『5』の後半からは『4』でヒロイン的ポジションだったケイトがジェームスと仲違いし、主役を務めることになります。ただ、それにしてもジェームスの性格がちょっと変わりすぎじゃないかなあと思いました。やや強引すぎるような…。

恒例のチェーンソーデュエル

ケイトが主役になった途端に、今まで完全にリニア型だったシリーズの展開から打って変わって初のオープンワールド化を果たします。ただ、このオープンワールドとGoWシリーズの相性があまりにも悪すぎた。元々成長要素なんてものが存在しないゲームですし、オープンワールド要素が「ただ広いだけのマップ」に成り下がっています。

元々シリーズの売りが「主人公たちが悪態をつきながら斜め上の発想で敵陣を正面突破する」ようなゲームに探索なんてものは不要です。ただひたすらにマップを突き進み、都度戦闘を繰り返し、適度に派手な演出を出してくれるだけで良かった。毎度移動すらアトラクションに仕立て上げていたシリーズとは思えないほどに『5』では敵の出現しない無駄に広いマップを移動するだけのゲームと化していて、開発者は何を考えていたんだろうな、と。ファストトラベルすら存在せず、トレンドを追うにしてもあまりにもお粗末でした。

一方で、リニア部分の出来はとても素晴らしく、演出と展開共にまさしくGoWシリーズそのものでした。こればかりはオープンワールド部分と分けて評価するべきです。GoWらしくどこもかしこもしっちゃかめっちゃかで画面がうるさい状態が続くのも最高。『5』を遊んで、次世代ハードでリリースされる、おそらく新シリーズ完結編となるであろう『6』への期待は高まりました。でも、『5』のラストであんな展開をやっちゃったら『6』との繋がりはどうするんだろうとは思いました。まさか『6』のストーリーを未構想のままあんなことやっちゃったのでは…

全体的に翻訳の質が劣化しているなと感じました。『1』〜『3』では「これ日本製のゲームなんじゃないの?」と突っ込みたくなるレベルの気合の翻訳・吹き替えを実現していたのですが、『4』では吹き替えなしの字幕のみ。それでも高品質な翻訳ではあったものの、『5』では語尾の不整合や単語の奇妙な翻訳が目立ちました。それでも一般的な海外製ゲームの翻訳よりは質が良いと言えますが、やはりGoWと言えば完璧な翻訳であっただけに、やや残念です。

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